梧陵の功績を紹介 第11回稲むらの火講座(写真付)

2019年06月28日 13時41分 ニュース, 社会, 防災

紀州広村、現在の広川町出身の偉人、濱口梧陵(はまぐち・ごりょう)について学ぶ「稲むらの火講座」が、このほど(6/22)、広川町の稲むらの火の館で開かれ、千葉科学大学危機管理学部の藤本一雄(ふじもと・かずお)教授が梧陵のさまざまな功績を語りました。

講演する藤本さん

稲むらの火の館では、地元の語り部や一般の人たちを対象に、館にゆかりのある研究者らを招いて定期的に講座を開催しています。

第11回となった22日の講座では、藤本さんが、「千葉県・銚子から見た濱口梧陵の危機管理」と題して講演しました。

この中で、藤本さんは、稲むらに火をつけて安政の南海地震と津波から村人の命を救い、広村堤防を築造することで、村人の収入減をつくり生活を支えた濱口梧陵の防災面での高い評価を紹介しました。

そして、司馬遼太郎が小説の中で紹介した「もし寄付者の名前を冠するアメリカの場合なら濱口梧陵種痘所というふうに称せられたにちがいない」という言葉を引きながら、東京大学医学部の前身となる種痘所に莫大な資金援助を行ったことや、銚子で流行りつつあったコレラの流行を防ぐなど防疫面でも大きく貢献したことを説明しました。

また、藤本さんは、濱口梧陵に親しんでもらおうと、学生のアイデアを取り入れ、盛り付け方で堤防を模した堤防カレーや醤油ケーキなどがセットになった「GORYOランチ」を提案し、地元のホテルのレストランで期間限定のメニューとして提供してもらっていることを紹介しました。

講座の会場では、女子高生を含むおよそ70人が藤本さんの話に聞き入り、熱心にメモを取るなどしていました。