和歌浦小学校で「鯨の出張講座」(写真付)

2019年07月03日 17時38分 ニュース, 政治, 社会, 経済

日本がIWC・国際捕鯨委員会から脱退し、今月(7月)1日から31年ぶりに商業捕鯨が再開されたことを受け、和歌山県は、日本鯨類(げいるい)研究所と太地(たいじ)町立くじらの博物館の協力で、きょう(3日)和歌山市立和歌浦(わかうら)小学校で「鯨(くじら)の出張講座」を開きました。

きょうの出張講座のもよう(7月3日・和歌山市立和歌浦小)

これは、捕鯨や鯨の食文化になじみの薄い子どもの理解を深めようと、県が和歌山市教育委員会の協力で初めて企画したものです。

太地町の古式捕鯨の解説

きょう、和歌浦小学校の体育館で行われた講座では、日本鯨類研究所の田村力(たむら・つとむ)資源生物部門長と太地町立くじらの博物館の今川恵(いまがわ・めぐみ)学芸員が講師となって、5・6年生の児童およそ90人に鯨の種類や生態、調査捕鯨、それに太地町の捕鯨の歴史などについて、スライドを使って解説しました。

鯨の竜田揚げの給食を食べる児童ら

きょうは給食の時間に、日本鯨類研究所から提供された鯨の肉で作った竜田揚げ(たつたあげ)が全校児童に出され、5年生の児童は「かたいけど美味しい」などと話していました。

県・水産振興課・企画流通班の西山隆規(にしやま・たかき)班長は「2017年度から、県内の小・中学校の給食で鯨肉を食べてもらう食育事業を展開しているが、商業捕鯨再開を機に、古式捕鯨発祥の地・太地町を擁する和歌山県の児童に、改めて鯨の食文化を理解して欲しい」と話し、今後もこのような取り組みを続ける考えを示しました。