大空襲を次世代へ 市立博物館で第2弾証言展示(写真付)

2019年07月05日 12時20分 ニュース, 社会

1945年7月9日の和歌山大空襲を体験した人たちから聞き取り調査し、後世に残そうと取り組んでいる和歌山市立博物館が、あす(7/6)から、体験者の記憶を記したパネル展示の第2弾をスタートさせます。また初日のあすは、和歌山大空襲の体験絵巻の朗読と記録映画の上映も行われます。

太平洋戦争で米軍が行った和歌山市への空襲は、1945年1月9日から7月30日までの10回とされていますが、その中で最も大規模だったのが、1945年7月9日の夜から10日未明にかけての和歌山大空襲で、大型爆撃機のB29が、108機飛来して焼夷弾を落とし、1100人以上が犠牲になったとされています。

和歌山市立博物館では、4年前から空襲体験者の聞き取り調査を始め、2年前に71人の証言を集めて第一弾のパネル展示を行っていて、今回は、その後、集めた41人の空襲体験者の声を、文字にしてパネルで紹介します。

ただいま準備中

また、初日のあすは、午後2時から、戦後50年を機に制作された和歌山大空襲体験者のインタビューや、米軍が和歌山市に上陸する様子などをまとめた記録映画の上映と、旧制中学2年の時に被災した故・井田敬之助(いだ・けいのすけ)さんが文章とともに水彩画で自らの空襲体験を表現した「空襲体験絵巻」の朗読も行われます。

担当する和歌山市立博物館の元副館長で学芸員の高橋克伸(たかはし・かつのぶ)さんは、「空襲から74年経って遠い過去になりつつありますが、まだ体験した人たちはいます。そうした人たちの思いを受け止め、これからも次世代につないでいきたい」と話しました。

この「昭和20年7月9日 和歌山大空襲~続・伝えたい あの時の記憶~」は、あすから来(8)月4日まで和歌山市立博物館・玄関ホールで行われます。

ホール展示のみ鑑賞する場合は、入場無料です。あすのイベントについては、2階の講義室で行われるため、100円の入館料が必要ですが、高校生以下や65歳以上の人などは無料です。