太地町に日本鯨類研究所の支所開設へ

2019年07月09日 19時17分 ニュース, 政治, 社会

クジラの生態などを研究している東京の日本鯨類(げいるい)研究所は、太地町(たいじちょう)に新たな研究拠点となる支所を、2022年度を目標に開設する計画を明らかにしました。

これは、きのう(8日)日本芸類研究所と太地町が記者会見を開いて発表したものです。

日本鯨類研究所は、宮城県石巻市(いしのまきし)に鮎川(あゆかわ)実験場を持っていましたが、東日本大震災で被災し、閉鎖しました。

その後、2016年、古式捕鯨発祥の地の太地町に鮎川実験場の研究を引き継ぐ支所を開設することを決め、きのう、概要を発表しました。

太地町によりますと、新しい支所は、南海トラフ巨大地震で津波が到達しないとされる町内の高台に建設され、クジラ類の標本保管室や図書室、それにおよそ100人が入れる研修室などを備え、学生にも利用してもらえるように整備する計画です。工事費はおよそ4億5千万円を見込んでいて、来年度末までに建物を完成させ、2022年度のオープンを目指します。

太地町の三軒一高(さんげん・かずたか)町長は「太地をクジラの学術研究都市にする構想を進めている。支所はその目玉となり、世界中から研究者が訪れ、クジラのことは太地に行けばわかるというようにしたい」と語りました。