和歌山県警・乗用車暴走事故想定の通信指令訓練(写真付)

2019年07月17日 19時21分 ニュース, 交通, 社会

暴走する乗用車が歩道に乗り上げて歩行者をはねたという想定の通信指令訓練が、きょう(17日)和歌山県警察本部で行われました。

無線で指示を出す通信司令員(※訓練・7月17日・和歌山県警通信指令室)

これは、滋賀県大津市や東京の池袋などで乗用車が暴走して歩行者を次々とはねて死亡させる重大な事故が相次いで発生していることから、県警察本部が初めて行ったものです。

きょうの訓練は、県警本部2階の通信指令室と、事故が起きた和歌山市山口西の道路の2カ所で行われ、県警の地域指導課や和歌山東警察署の警察官あわせて26人と、県警ヘリコプターやパトカーが参加しました。

通信端末からの画像(※訓練)

訓練は、きょう午前10時ごろ、和歌山市山口西(やまぐちにし)の道路でミニバンタイプの乗用車が突然逆走して対向車と衝突し、そのはずみで歩道に乗り上げた対向車が複数の歩行者をはねたという想定で、事故の目撃者からの110番通報を受けた通信司令員が、現場に出動したパトカーとヘリコプターに搭載されたカメラの映像や、現場に到着した警察官が持っている小型のデータ通信端末から送信された事故現場の映像を見ながら、車両や警察官に負傷者の救助や事故車両の運転手からの事情聴取などを無線で指示しました。そして、現場の警察官が、逆走したミニバンの運転手を現行犯逮捕し、訓練は終了しました。

パトカーから伝送された事故現場の映像(※訓練)

県警では、ことし(2019年)2月から、パトカーに搭載したカメラの映像を通信指令室などに伝送する「カーロケーションシステム」を稼働していて、今回は、これを使った初めての訓練となりました。

土井通信指令室長

県警・地域指導課の土井和也(どい・かずや)通信指令室長は「滋賀県大津市のような暴走事故が目立つなか、最新の機器を活用して、現場の状況を的確に判断しながら指示を出せるように努める」と話しています。

通信指令室ではいざという時の110番通報では、いつ、どこで、どんなことが起きたか冷静に答えられるよう県民に求めるとともに、緊急の時以外には警察相談ダイヤル「#9110」を利用することなども呼びかけています。