和市議会で反対決議 平井の太陽光発電計画(写真付)

2019年07月23日 19時32分 ニュース, 社会, 経済, 防災

和歌山市平井の大規模な太陽光発電計画に反対する請願が、きょう(7/23)、和歌山市議会の本会議で採択され、市議会は、住民の同意を得ない太陽光発電施設の建設に対する反対決議を可決しました。

和歌山市議会6月定例会最終日の模様

この太陽光発電事業計画は、和歌山市平井などの山林およそ66ヘクタールの事業区域に12万7千枚余りの太陽光パネルを設置し、最大3万8500キロワットを発電するもので、2022年から20年間の稼働を予定しています。計画では、半分にあたる33ヘクタールを、切り土や盛り土で造成し、雨水などをためておく調整池を4つ造ることになっていて、地元住民らが、大規模な土砂災害の危険性を指摘し、計画反対の署名を和歌山市に提出するなど反対運動が活発化しています。

こうした中、地元の楠見地区連合自治会の会長が、計画に反対する請願を市議会の6月定例会に提出し、今月18日の厚生委員会で委員全員が賛成しました。そして、きょうの本会議で採決が行われ、請願は、全議員38人のうち、紹介議員となっている34人が賛成して賛成多数で採択され、さらに住民の同意を得ない太陽光発電施設の建設に対する反対決議案の発議があり、これも同じ賛成多数で可決されました。

請願に対する採決の様子

この反対決議では、住民の多くが反対する太陽光発電施設の設置に、市議会として反対することを強調した上で、和歌山市当局には、この意を真摯に受け止め、行政としての判断を行うよう求めています。

また、きょうの本会議では、意見書の発議もあり、県条例や森林法に基づく許可の検討を行っている和歌山県に対し、太陽光発電施設が計画されている和泉山系の地域住民が、災害への懸念から不安を感じていることなどを考慮し、審査の判断を行うよう強く求める意見書案が賛成多数で可決されました。

本会議場には、傍聴席いっぱいのおよそ100人の住民が訪れ、採決の模様を見守りました。

傍聴席は、採決を見守る住民でいっぱい

ところで、和歌山市議会の6月定例会は、きょう、最終日を迎え、市民図書館跡に専門職大学を誘致する事業費などの補正予算案などに加えて新たに上程された議案を含む35議案の採決が行われ、すべて原案通り可決・同意されたほか、このほかの案件についても認められました。