紀伊半島大水害から8年 慰霊祭前に記念公園を清掃(写真付)

2019年09月02日 18時53分 ニュース, 社会, 防災

紀伊半島大水害から8年となるのを前に、水害で29人が犠牲となった那智勝浦町で地元・遺族会のメンバーらが、おととい(8/31)、紀伊半島大水害記念公園の清掃活動を行いました。

 

慰霊碑の前で作業の確認(2019年8月31日)

紀伊半島大水害は、四国から中国地方、日本海へとゆっくりと進んだ台風12号の影響で、2011年の8月30日から9月5日にかけて紀南地方に記録的な豪雨をもたらし、土砂崩れなどで、和歌山県内で56人が死亡、5人が行方不明となりました。

那智勝浦町では、那智川の流域で土石流があり、28人が死亡し1人が行方不明となり、翌年、那智川沿いの那智勝浦町井関に紀伊半島大水害記念碑がたてられ、町主催の慰霊祭が開かれているほか、地元の那智谷大水害遺族会が、犠牲者の出た9月4日の未明にあわせて記念公園で独自の追悼供養を営んでいて、清掃活動は、犠牲者の供養をするにあたり、記念公園をきれいにしようと、2014年から毎年、行われています。

慰霊碑の裏側でも草刈り

川沿いでも・・・

おととい午前8時から行われた清掃活動には、遺族会の代表に加え、被災地域にある建設業者の有志ら17人が出て、公園周辺の草を刈ったり、犠牲者の名前が刻まれた石碑を磨いたりしました。

水害で、当時、中学3年生だった甥と76歳だった父親を亡くした那智谷大水害遺族会代表の岩渕三千生(いわぶち・みちお)さん58歳は、「何年経っても、この時期になると、当時を思い出し、憂鬱になりますが、地元の建設業の皆さんが手伝ってくれるので、私もうれしいですし、これを糧にこれからもがんばっていきたい」と話しました。

取材兄応じる岩渕さん

那智勝浦町では、那智谷大水害遺族会による追悼供養が、那智川流域で災害が発生したとされる9月4日の午前1時から、町主催の慰霊祭は、同じ9月4日の午後1時半からそれぞれ慰霊碑前で行われます。

きれいになった石碑