仮許可の申し立ては却下 メガソーラー訴訟

2019年09月03日 19時18分 ニュース, 社会, 経済, 防災

和歌山市北部のメガソーラー建設計画を巡り、開発許可の審査を不当に放棄したなどとして、三重県の事業者が、和歌山県と和歌山市に対し、仮の許可を出すよう求めていた訴訟で、和歌山地方裁判所は、先(8)月28日付でこれを却下していたことがわかりました。

仮の許可を求めていたのは、和歌山市六十谷と直川、園部でメガソーラーの建設を計画している三重県鈴鹿市の「サクシード和歌山」で、「8月末日までに許可を得られないと、太陽光発電の固定価格買い取り制度に基づく買電価格の適用を受けられず、事業から撤退せざるを得なくなる」としてこれまでに投じた16億円以上の資金や将来的に見込まれる140億円程度の亊業収益を損害として賠償請求する可能性に言及していました。

サクシード和歌山は、この申し立ての他に、和歌山県の林地開発と、和歌山市が管理する里道(りどう)や水路などの工事の許可を出すよう求める訴えも起こしていますが、和歌山地裁は、2つのうち、仮の許可を求める申し立てについて、先月28日付で却下しました。

これについて、和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長は、きょう(9/3)の定例記者会見で「われわれの主張が通ったと思っている」と話しました。

また、尾花市長は、きのう(9/2)付で、事業者から、太陽光発電に関する条例に基づく許可申請があったことを明らかにし、「これから条例に基づき審査していくが、防災面や環境面で、多くの人が反対している。条例では、地元の同意書を添付するよう、うたっているので、地元の声を最大限、尊重していきたい」と話しました。