新宮市消防本部「消防安全の日の誓い」 紀伊半島大水害から8年(写真付)

2019年09月04日 17時20分 ニュース, 社会, 防災

一方、9月4日を「消防安全の日」としている新宮市消防本部では、きょう午前8時半から殉職した2人の消防団員を含む新宮市内での死者・行方不明者14人の冥福を祈る「消防安全の日の誓い」が行われ、消防本部の職員らが顕彰碑の前で黙とうを捧げました。

顕彰碑の前で行われた「消防安全の日の誓い」

新宮市消防本部では、災害の風化を防ぐとともに、消防活動には安全第一が求められることを再認識しようと、紀伊半島大水害の翌年から、犠牲者が出た9月4日を「消防安全の日」として顕彰碑の前で犠牲者の霊をなぐさめてきました。

黙とうする消防職員

今年は、新宮市消防本部の職員らおよそ40人が参加して行われ、はじめに、全員で黙とうをささげた後、新宮市の内野井愼搾(うちのい・しんさく)消防長が「今年も先月の台風10号で熊野川流域が冠水したように、これからも新宮市に台風が来襲することは容易に予想できる中で、新宮市消防本部の職員57人のうち、紀伊半島大水害での現場経験のない職員が18人いる。現場では、経験則で判断することもあるので、若い職員は、先輩からアドバイスを受けて自己啓発に努めてください」と訓示しました。

挨拶する内野井消防長

参加した新宮市消防団の竹内由定(たけうち・よしさだ)団長72歳は、「亡くなった2人は、消防バカと言えるくらい熱心だったため、犠牲になってしまった。こうした被害を出さずにすむよう、日頃、水害に備えた訓練に励んでいます」と話していました。