”ものづくり交流”授業 和工×紀伊コスモス支援学校(写真付)

2019年09月12日 18時23分 ニュース, 社会

県立和歌山工業高校の生徒が、日頃、学んだ技術を活かして県立紀伊コスモス支援学校の生徒にアドバイスしながら一緒に木製のファイルボックスをつくる「ものづくり交流」の授業がきょう(9/12)行われました。

木槌でたたく支援学校の生徒ら

和歌山工業高校の産業デザイン科と、障害のある子どもたちが通う紀伊コスモス支援学校の高等部は、3年前に、支援学校の園芸班が育てている観葉植物の植木鉢を飾る鉢(はち)カバーを一緒に制作した経緯があり、今回は、ものづくりを通した交流の第二弾として木製のファイルボックスを作ることにしたものです。

きょうの授業では、両校の生徒が考案したデザインをコンピュータでデータ化してレーザー加工機で裁断されたファイルボックスのパーツが用意され、和歌山工業の産業デザイン科の生徒8人が、紀伊コスモス支援学校の木工班の生徒5人に紙やすりや木槌の使い方をアドバイスしながら、花柄にくりぬかれた厚さ2・5ミリの薄いベニヤ板を組み合わせていました。

完成したファイルボックス

和歌山工業高校産業デザイン科2年の佐々本花音(ささもと・かのん)さんは、「木槌の力加減など相手に伝えるのが難しかったですが、うまく組み立ててくれました。こうした体験は、初めてで、とても楽しかったです」と話していました。

紀伊コスモス支援学校では、きょう用意された木製ファイルのパーツの一部を持ち帰って組み立てることにしていて、高等部の生徒は、「木のトンカチで作ったので、楽しかったです。学校へ持って帰って作るときには、友達を助けてあげます」と話していました。

また完成したファイルボックスは、支援学校の生徒らが色を塗るなどして「アトリエ コスモス」の商品として完成させた上で、学校の近くの倉庫に、生徒らが作ったパンや、陶器のカップなどとともに並べられ、販売されます。

「アトリエ コスモス」も刻印されている

また、和歌山工業高校の校長室には、支援学校の園芸班が育てた観葉植物が交流が始まった3年前から貸し出されていて、きょうは、園芸班の生徒が、2ヶ月に1度のメンテナンスのため校長室を訪れ、植物の生育具合を確かめていました。