和市で越境ECセミナー開催 事業者ら20人参加(写真付)

2019年09月24日 20時34分 ニュース, 社会, 経済

日本から海外の消費者に、国境を越えて電子商取引で商品を販売・発送する「越境EC」について学ぶセミナーがきょう(9/24)、和歌山市で開かれ、事業者ら20人が参加しました。

これは、和歌山県内の中小の商工事業者や農林水産事業者を対象に、日本政策金融公庫和歌山支店と田辺支店が主催したものです。

和歌山市本町のフォルテワジマ4階小ホールで開かれたセミナーでは、中小企業基盤整備機構近畿本部アドバイザーの山田彰彦(やまだ・あきひこ)さんが「越境ECの現況と活用の仕方について」と題して講演しました。

講演する山田さん

この中で、山田さんは、「人口減少などで日本国内の市場が縮小する中、事業者は、越境ECで、海外からの売り上げを増加させる必要がある」とした上で、越境ECを利用する理由として、「正規品、低価格、現地で購入できない商品を買いたい」という理由が3割以上を占めていることを挙げ、「ニセモノが多く出回る中で、日本の商品には信用があり、特に海外の若者は、商品を手に取ってみなくても購入することに抵抗がない」と指摘しました。

また山田さんは、日本より海外の方が、はるかに越境ECを利用していることや、宣伝にあたっては、国によって、効果的なSNSのツールが違うことを指摘し、成功事例として、日本の甲冑・刀剣の専門店や、畳のメーカー、仏具専門店などを紹介しました。

セミナーに参加した、和歌山市毛見(けみ)の野上(のかみ)木工株式会社社長、野上義幸(のかみ・よしゆき)さん70歳は、「タンバリンを製作していますが、国内の児童・生徒数の減少で、需要は半分になっています。耐久性が良いのが特徴なので、子どもの多いところに教育楽器として使ってもらえるよう、このセミナーで足がかりが見つかればと思って参加しました」と話していました。

このほか、セミナーでは、中小企業基盤整備機構近畿本部や日本貿易振興機構和歌山情報センターの担当者が、越境ECを利用するにあたって事業者が受けられる支援内容などを説明しました。