空港や観光施設で顔パス実証実験、利便性に期待

2019年10月06日 18時30分 ニュース, 経済

顔認証技術による「顔パス」活用の実証実験が、白浜町の観光施設などで行われていて、実用化すれば、財布やスマートフォンに頼らず周遊できるため、利便性が高まると期待されています。

これは、NECや地元の空港が中心になって実施しているもので、事前にスマホのアプリで、顔情報を登録しておけば、導入施設を訪れるなどした際に、設置されたカメラがその人の顔を認識し、登録された画像と照合、本人かどうか確認する仕組みです。

南紀白浜空港に着いて、ロビーに出ると、正面のモニターに自分の名まえと「ようこそ」と歓迎のメッセージが表示され、アドベンチャーワールドでは、顔情報とともにクレジットカード情報が登録されていれば、チケット売り場に並ばず、顔認証の専用ゲートで決済して入園できます。実証実験は、来年(2020年)2月まで行われ、NECでは、その後、本格的な事業化を目指します。

南紀白浜エアポートの岡田信一郎(おかだ・しんいちろう)社長は、「県南部を旅する観光客の導線すべてが顔パス対応できたらうれしい」 と話し、導入地域を広げたい考えを示しました。

一方、先行する中国では、顔認証を用いたシステムが指名手配犯を摘発したり、住民の監視に使われたりしていることから、
導入店からは、情報管理への不安の声も聞かれます。