シームレスで使いやすい公共交通体系の研究会

2019年11月15日 20時16分 ニュース, 交通, 社会, 経済

鉄道やバス、タクシーなど、和歌山市内の交通機関のシームレス化への可能性を検討する有識者による研究会の初会合が、きょう(15日)和歌山大学で開かれました。

これは、持続可能な地域づくりや交通まちづくりなどが専門の和歌山大学経済学部の辻本勝久(つじもと・かつひさ)教授が中心となり、産学官による和歌山地域経済研究機構や、鉄道会社、バス会社などで構成されています。

きょうの初会合では、辻本教授が、鉄道や路線バスの接続の悪さや観光地へのアクセスの悪さなど、和歌山市内の公共交通の課題を指摘したうえで、スマートフォンの交通アプリの機能を強化することでそれぞれの連携強化と利用促進を目指す必要性を訴えました。

辻本教授は先進事例として、オーストリアの首都・ウィーンで導入されているスマートフォンの交通アプリを紹介し、出発地から目的地への移動する際に鉄道やバスのほか、レンタサイクルやカーシェアなど様々な移動手段と移動時間が地図で表示されるほか、毎月定額で代金を支払うと移動手段が使い放題になるサービスも受けられるなど充実していて、自動車への依存を抑える効果があるとしています。

研究会では、これから月1回ペースで来年(2020年)の春まで会合を開き、検討結果を県内のシンクタンクのウェブサイトで公表することにしています。