「東京大学☓世界農業遺産」シンポジウム(写真付)

2019年11月29日 18時46分 ニュース, 社会, 経済

世界農業遺産に認定された「みなべ・田辺の梅システム」をきっかけに地域循環システムについて考える、東京大学と和歌山県などによるシンポジウムが、きょう(29日)午後、和歌山県民文化会館・小ホールで開かれました。

きょうのシンポジウムのもよう(11月29日・和歌山県民文化会館)

小宮山元東大総長

はじめに、三菱総研理事長で東京大学第28代総長の小宮山宏(こみやま・ひろし)さんが「プラチナ社会-2050年の地域社会の姿を考える、共に創る」と題して講演し、青森県の弘前(ひろさき)大学と和歌山県立医科大学がビッグデータを活用しながら、共同で健康寿命増進プロジェクトに取り組んでいる事例を紹介し「技術が進んでも、過去の事例を重んじる岩盤規制や既存の団体が立ちはだかる。実態が変わっているのに制度は変わっていない。これからの世代が、自ら打ち壊す気概を持って切り拓いていくべき」と提言しました。

武内特任教授の基調講演

続いて、東京大学未来ビジョン研究センターの武内和彦(たけうち・かずひこ)特任教授が「世界農業遺産を活かした地域循環共生圏づくり」をテーマに基調講演し、「みなべ・田辺の梅システム」について「低炭素社会と地域の活性化を実現する循環型で自然共生型の優れた仕組み。ぜひこれを活かして世界に発信して欲しい」と訴えました。

このあとパネルディスカッションも行われ、地域資源を活かして産学官が連携した未来の地域社会について、パネリストが意見を交換しました。