イチローさんが草野球 和歌山智辯と対戦(写真付)

2019年12月01日 21時02分 スポーツ, ニュース, 社会, 高校野球

アメリカ・大リーグ、マリナーズなどで活躍し、今年3月に現役を引退したイチローさんが結成した軟式の草野球チーム「KOBE CHIBEN」と智辯学園和歌山高校・中学校の教職員チーム「和歌山智辯」の試合がきょう(12/1)、神戸市で行われ、イチローさんが9番・ピッチャーで先発出場しました。

速球を投げ込むイチローさん

この試合は、イチローさんが去年の秋に智辯和歌山の試合を観戦し、応援に感銘を受けたことで交流が始まり、自ら申し入れて実現しました。

プロ野球オリックス時代に本拠地として慣れ親しんだほっともっとフィールド神戸で行われた試合には、愛工大名電の高校時代にエースだったイチローさんが9番・ピッチャーで出場し、9回を6安打16奪三振、131球で完投しました。

 

打席では、バットを立てるおなじみのルーティンを披露し、俊足を生かして三塁打を放つなど4打数3安打1フォアボールの猛打賞で、投打ともに活躍しました。

打席に立つイチローさん

試合は、イチローさんの「KOBE CHIBEN」が「和歌山智辯」に14対0で完封勝ちました。

131球の力投に、イチローさんは、「まだいける。肩、肘は、まったく問題ない。むちゃくちゃ楽しかったですね」と気持ち良さそうに汗を拭っていました。

スタンドでは、あすから定期テストが始まる現役の高校生に代わって駆けつけた、智辯和歌山の吹奏楽部と応援団の卒業生およそ150人を含む高校の関係者らおよそ3千人が、両チームに分かれて応援を繰り広げ、声援を送りました。

応援する智辯和歌山の卒業生

「和歌山智辯」の監督を務め、自らも代打で出場した智辯和歌山高校の藤田清司(ふじた・きよし)理事長(校長)は、イチローさんの快速球に、「あの球は草野球の人間には打てない。うちは、野球経験者のほとんどいないチームでしたが、世界のイチローさんに夢が叶った、と言ってもらえて、うれしかったし、本当に楽しかった」と声を弾ませ、「来年以降も開催したい」と意気込んでいました。

試合の後、応援を繰り広げた智辯和歌山高校の吹奏楽部と応援団の卒業生がグラウンドに降りて、イチローさんと1人1人握手していました。

試合は、一般には非公開で行われ、35台のテレビカメラが並び、報道陣はおよそ80人が集まりました。

背番号は1

「KOBE CHIBEN」のユニフォームは、白と青を基調にしたシンプルなもので、イチローさんの背番号は、現役時代の51ではなく、1番でした。一方、「和歌山智辯」のユニフォームは、硬式野球部と同じデザインでした。