疲労軽減のクエン酸が豊富な初の”機能性”梅干し(写真付)

2019年12月03日 18時33分 ニュース, 社会, 経済

梅干しとしては全国で初めてとなる消費者庁の「機能性表示食品」に認定された商品「クエン酸たっぷり梅干し」が、みなべ町の株式会社トノハタから発売されました。1日に2粒食べると1日に必要なクエン酸の目安量が摂取でき、日常生活や運動後の疲労感の軽減が期待できるということです。

初の機能性表示食品となった「クエン酸たっぷり梅干し」(12月2日・和歌山県庁)

「クエン酸たっぷり梅干し」は和歌山産の南高梅(なんこううめ)が原料で、減塩処理を行う際にクエン酸や梅ポリフェノールといった機能性成分を殆ど減少させないトノハタの独自技術を活用し、塩分がわずか2%という超低塩梅干しの開発に成功しました。

梅のクエン酸の疲労回復効果については、県やみなべ町から依頼を受けた和歌山県立医科大学の宇都宮洋才(うつのみや・ひろとし)准教授の論文を機能性の根拠に、ことし(2019年)6月消費者庁に申請し、翌7月に受理されたものです。

研究の依頼を受けた県立医大の宇都宮准教授(※うしろは殿畑社長)

トノハタによりますと、1日に2粒食べることで1日のクエン酸摂取目安量・2700ミリグラムを摂ることが出来るということで、殿畑雅敏(とのはた・まさとし)社長は「和歌山の梅干しの新しい魅力。全国や海外への販路拡大につなげたい」と話しています。

宇都宮准教授は「塩分がネックとなって機能性食品の認定が困難だった紀州の梅干がようやく認められた歴史的な商品だ。今後も梅と健康との研究を更に進めたい」と話しています。

トノハタの「クエン酸たっぷり梅干し」は100グラム入りと500グラム入りの2種類で、東京・有楽町の和歌山県アンテナショップ「わかやま紀州館」で販売されているほか、今後は県内や全国のスーパーマーケットでも販売出来るよう調整が進められています