暖冬?和歌山市で雑煮用の白首大根出荷始まる

2019年12月04日 15時49分 ニュース, 社会, 経済

暖かい日が続いていたため、今和歌山市内の農家では、正月の雑煮に入れる小ぶりで細い白首大根の出荷が早くも始まっています。

気温の高い日が多く成長が早まっている正月用の白首大根(和歌山市内で)

雑煮用の白首大根は通常ですとクリスマス前後の12月24日頃から収穫され、正月用として農家から地域のスーパーに直接出荷されますが、先月は比較的温かい気温が続いたため、大根の成長が早まりすでに収穫が始まっています。

夫の定年退職後、西協地区で白首大根を栽培している生産農家の女性は、「雑煮に入れるのにベストタイミングである今月(12月)末頃に合わせて収穫をおこなうのが理想ですが、温暖化のせいか年々生育が早まってきているようだ」と話し、収穫した15センチほどの成長した大根の泥を水で落としていました。

この時期に収穫された大根は大半が県外に出荷され、大阪の料亭などで使用されます。

雑煮用の白首大根は、大きさが小さい分気候の影響を受けやすく、栽培するのにノウハウや注意力が必要だということです。生産者は、寒くなると成長速度が極端に落ちるため、「種まきが1日遅れると収穫が5日遅れることもあり、秋の種まきのタイミングも大切だ」と話しています。

和歌山の雑煮は、白味噌仕立てで丸餅を入れる家庭が多く、その中ににんじんや里芋とともに小ぶりで細い大根を輪切りにして入れるのが特徴です。和歌山の雑煮に欠かせない白首大根が今年も市民の元に届くよう、農家の人々は懸命に農作業にいそしんでいます。