やけど放置で四男虐待の父親に有罪判決

2020年01月14日 20時11分 ニュース, 事件・事故・裁判, 社会

おととし(2018年)、和歌山市で重いやけどをした当時3歳の息子に必要な治療を受けさせず放置したなどとして保護責任者遺棄と傷害などの罪に問われた父親に対する判決公判がきょう(1/14)、和歌山地方裁判所で開かれ、小阪茂之(こさか・しげゆき)裁判官は、執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。

判決によりますと、父親の中野将希(なかの・まさき)被告34歳は、保護責任者遺棄罪ですでに有罪判決を受けた妻と共謀し、おととし11月7日に和歌山市の自宅で右脚と右腕にやけどをした四男を10日以上、病院に連れて行かず、必要な治療を受けさせなかったほか、おととし11月上旬に四男の左腕にたばこの火を押しつけておよそ1カ月のけがをさせました。

裁判では、弁護側が、保護責任者遺棄罪について、家庭で治療していたなどと無罪を主張しましたが、きょうの判決で、中野裁判官は、「やけどの重さを認識しながら病院に連れて行かなかったことは、生存に必要な保護をしなかったと認められる」として、保護責任者遺棄罪が成立すると判断しました。

その上で、「病院に連れて行けば、虐待を疑われると懸念した犯行で、厳しく非難されなければならない」と指摘した一方で、「親族が被告の監督を申し出ている」として、懲役3年の求刑に対し、懲役3年、保護観察付執行猶予4年の判決を言い渡しました。