旧県議会議事堂で消防訓練 文化財防火デー前に(写真付)

2020年01月25日 21時10分 ニュース, 社会, 防災

あす(26日)の「文化財防火デー」を前に、きょう(25日)、岩出市根来にある「旧和歌山県議会議事堂」で、消防訓練が行われました。

これは、1949年(昭和24年)に奈良の法隆寺が焼損した日にあたる1月26日の「文化財防火デー」にあわせて行われたものです。きょう午前9時から行われた訓練には、那賀消防組合消防本部や、地元の消防団、それに議事堂の管理団体の職員らあわせておよそ40人が参加しました。

訓練は、議事堂近くの竹林から出た火が建物に燃え移ったという想定で行われ、議事堂の職員が消防に通報した上で、消火器で初期消火を行うとともに、文化財に見立てた箱を建物の外に運び出しました。また、駆け付けた消防が、建物に要救助者が取り残されていないか確認するとともに、放水して訓練を終了しました。

那賀消防組合消防本部の西岡孝芳(にしおか・たかよし)消防長は「去年の首里城の火災で多くの人がショックを受けたと思う。先人が残した貴重な文化財を後世に伝えるべく、関係機関に、初期消火や迅速な通報などの協力をお願いしたい」と話していました。

また、旧県議会議事堂を管理する「ねごろ歴史の丘管理協会」の松見隆弘(まつみ・たかひろ)事務局長は「訓練の重要性を再確認できました。建物自体が文化財なので、実際に持ち出せるものは多くありません。議事堂には、消火栓ポンプはあるものの、スプリンクラーがないので、設置に向けた法整備や行政の協力をお願いしたい」と話していました。