梧陵ジュニア語り部 11人の児童に認定証(写真付)

2020年02月04日 22時59分 ニュース, 社会, 防災

1854年の安政の大地震で、広村、現在の広川町が津波に襲われた際、稲わらに火をつけて村人を高台に誘導したとされる偉人、濱口梧陵(はまぐち・ごりょう)について地元の語り部グループから学んだ小学生が、このほど(1/25)、その成果を発表した後、ジュニア語り部に認定されました。

発表の様子(2020年1月25日・広川町の稲むらの火の館で)

この取り組みは、濱口梧陵が2020年に生誕200年を迎えるのを記念して次の世代を担う子どもたちに梧陵の功績を伝えていこうと、おととし4月から3年間の事業として広川町教育委員会が主催しているもので、広川町語り部サークル内に発足した「梧陵語り部ジュニアクラブ」が、子どもたちの指導にあたってきました。

先(1)月25日に広川町の稲むらの火の館で開かれた学習発表会では、広小学校と南広小学校の5年生4人と6年生7人のあわせて11人が、去年6月から学んできた「稲むらの火」や、梧陵が私財を投じて作った広村堤防、勝海舟や福沢諭吉ら幕末から明治にかけて活躍した偉人と梧陵との交友関係などをスライドにまとめて発表しました。

発表する児童

 

発表会の後、認定証の授与式が行われ、11人の児童が、広川町教育委員会の松林章(まつばやし・あきら)教育長から1人ずつ認定証を受け取りました。

松林教育長から認定証を受け取る児童

初めて取り組んだ小学5年生は、「緊張したけど、できてよかった。講座では、津波の怖さや広村堤防のことを勉強しましたが、きょうの6年生の発表で梧陵さんの人生を学びました。また来年も取り組みたい」と話しました。

一方、受講者の多くが2年間学んできた小学6年生は、「学んだことを生かして、ほかの人にも伝えていきたい。大人になって自分の子どもを産んだら話してあげたい」などと話していました。

発表会の様子(2020年1月25日)

 

指導の中心を担ってきた、梧陵語り部ジュニアクラブの熊野亨(くまの・とおる)さんは、「5年生が発表の中に感想を入れるなど工夫していたので、来年度の講座が楽しみ。将来、語り部にならなくても、梧陵さんのことを深く学ぶことで、郷土愛と防災の心得を学びとってほしい」と話しました。

後列・右端が熊野さん

梧陵語り部ジュニアクラブは、梧陵生誕200年にあたる来年度も、広川町内の小学校に通う5年生と6年生を対象に希望者を募って指導することにしています。