和市の西庄・太陽光発電計画 地元自治会が意見書提出(写真付)

2020年02月26日 19時58分 ニュース, 社会, 経済, 防災

和歌山市北部の和泉山脈で計画されている大規模太陽光発電施設の1つで、和歌山県に許認可権のある「旭メガソーラー和歌山西庄発電事業」について地元自治会の住民がきょう(2/26)、県庁を訪れ、計画に対する2500通以上の意見書を提出しました。

意見書の入った段ボール箱を手渡す寺尾さん(左)

この計画は、和歌山市木の本の山林で、かつて宅地造成工事が行われた24・96ヘクタールを、さらに造成しておよそ3万枚の太陽光パネルを設置し、9520キロワットの出力を発電するものです。

岡山市の旭電業株式会社が設立した旭メガソーラー和歌山西庄発電株式会社が和歌山県に計画を申請していて、現在、事業計画に対する住民からの意見募集が行われています。

こうした中、計画に反対している地元・八幡台自治会の9人が県庁を訪れ、段ボール箱に入った2578通の意見書を県の担当課長らに手渡しました。この際、住民からは、「以前の宅地造成で行われたボーリング調査だけでなく、今回の造成にあたっても新たに調査する必要があるのではないか」「反射光が小学校にあたることはないか心配だ」といった声があがり、「手続き的に、我々にできることはこれが最後。私たちの思いを汲んでほしい」と訴えました。

県は、今後、住民からの意見を項目ごとにまとめて事業者に回答を求めることにしていて、県環境生活総務課の中井寛(なかい・ひろし)課長は、「事業者からの回答が的確かどうかを精査して、必要があれば審議会の専門家の意見を聞き、認可するかどうかを判断する」と述べました。

提出後、意見交換も

 

八幡台自治会のメンバーで西庄太陽光発電所の建設を反対する会・事務局長の寺尾美佳(てらお・みか)さんは、「去年春に住民説明会の通知が届いて以来、ずっと抱え続けている災害や環境破壊に対する不安を伝えたいと思って来庁し、受け止めてもらえたと思っています。制度上、声を届ける機会はこれが最後になりますが、今後も不安なことがあれば、今後も県や市に相談したい」と話していました。

また、きょうの意見書提出にあわせて住民らは、3回目の反対署名簿を提出し、これで反対署名の数は、あわせて1万5557筆となりました。