【新型コロナ】県立高校の卒業式が中止・前倒しで卒業証書授与(写真付)

2020年02月28日 20時41分 ニュース, 社会

新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、和歌山県が県内すべての公立小・中・高校や特別支援学校の休校を決めたことから、来月(3月)2日に集中して行われる予定だった県立高校の卒業式も中止となりました。これを受け、きょう(28日)南部(みなべ)高校龍神(りゅうじん)分校をのぞく全ての県立高校では、卒業式を行わないかわりに、校長や教諭らが卒業生に卒業証書を手渡しました。

卒業証書を受け取る卒業生ら(2月28日・和歌山市・県立桐蔭高校)

このうち、和歌山市吹上(ふきあげ)の県立桐蔭(とういん)高校では、きょう午後1時から体育館で卒業証書を手渡す集会が開かれ、木皮享(きがわ・すすむ)校長から卒業生の代表に卒業証書が授与されました。

式には教職員と卒業生のほかに出席者はなく、卒業生およそ275人は全員マスクを着用し、来賓や保護者のあいさつのほか、在校生の送辞、吹奏楽部の演奏などは割愛されました。

木皮校長は式辞の冒頭で「今回の事態を受け、3年生の担任らと協議し、きょうこの場で卒業証書を授与する事に決めたが、皆さんにとっては、きょうが卒業式と思って欲しい」と断りを入れました。

教職員に拍手で送り出される卒業生ら

卒業生は、教職員らの拍手に送られながら学舎(まなびや)をあとにしました。

式のあと、卒業生の猿棒元陽(さるぼう・もとはる)さんと山下真由(やました・まゆ)さん、それに西迫佑菜(にしさこ・ゆうな)さんの3人が記者の質問に答え、卒業式が中止となったことについて「クラス全員が顔を合わせるのが最後なので、不安で一杯でした」「きょう、式の代わりの行事が出来たことは嬉しかったですが、卒業式の答辞委員会の委員だったので、感謝の気持ちを後輩や保護者に伝えられなかった事はさびしかった」「ウイルス感染が広がっているので仕方ない部分もあったが、気持ちよく卒業式を祝いたかった」と、それぞれ複雑な胸の内を明かしました。

なお南部高校龍神分校では、来月2日に生徒へ卒業証書が手渡される予定です。