【新型コロナ】済生会有田病院が外来診療再開・利用者から安堵の声

2020年03月04日 19時53分 ニュース, 社会

医師や入院患者らが新型コロナウイルスに感染し、先月(2月)14日から外来診療などを停止していた湯浅町(ゆあさちょう)の済生会有田(ありだ)病院は、患者らに行ったウイルス検査が全員陰性で、きのう(3日)までにあらたに陽性が出なかったため、きょう(4日)から外来診療を再開しました。

けさ(4日)8時、伊藤秀一(いとう・ひでかず)院長が病院の前で報道関係者らに外来診療の再開を宣言しました。済生会有田病院では、先月13日に50代の男性外科医の感染が確認され、翌14日から外来診療などを停止していました。その後病院では、医師や入院患者、その家族など濃厚接触者ら11人の感染が確認され、先月28日には県内在住で70代の男性が新型コロナウイルスの肺炎で死亡しました。

和歌山県では職員や入院患者ら474人に検査を行い、先月25日までに全員の陰性を確認しました。

伊藤院長は、外来診療を中止していたおよそ3週間について「病院経営をかえりみず、2月は収益がおよそ1億円落ち込んだが、感染拡大防止に全力を注いだ」と振り返りました。

きょうは雨の中、午前8時すぎから外来患者が訪れ始めました。

リハビリに訪れた60代の男性は「大変でした。診療休止の間は自宅でもリハビリをしていましたが、病院と同じようにはいきませんでした。再開して嬉しいです」と話していました。

眼科を受診しに来た女性は「去年(2019年)12月以来、3か月後のきょう受診する予定だったので再開して良かったです。普段から夫婦で受診しているので、外来中止は困っていました。自宅から車ですぐの場所での出来事だったのでとても驚きました」と話し、胸をなで下ろしていました